アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン

アイアンマンの世界に挑む
アスリートたちを支えたVAAM

6月12日、アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパンが開催された。「運動で体脂肪を燃やす」チカラに着目し、幅広いスポーツをサポートするVAAMは、1998年に山本光宏さんをシンボルアスリートとして、トライアスロンをはじめとする持久系スポーツへのサポート、プロモーション活動を展開してきた。
そして去年のアイアンマンジャパンからトライアスロンへのサポート活動をさらに本格化し、このセントレア70.3では参加選手10人による「チームVAAM」を結成。日頃のトレーニング前にVAAMを取り入れる試みを1か月間行い、彼らのチャレンジを支えた。この大会の魅力と、完走、目標タイムクリア、年代別上位入賞など、それぞれの目標に挑んだチームメンバーたちの戦いぶりを紹介する。

アイアンマン70.3ならではの
魅力が凝縮されたレース

アイアンマンはトライアスロンの中でも特別な存在だ。1978年にハワイで生まれたアイアンマンは、スイム3.8km、バイク180km、ラン42.2kmというとてつもない長さ、過酷さから、「鉄人レース」として世界中に知れ渡った。
アイアンマンシリーズのレースは大会運営もレベルが高く、選手に対するホスピタリティやイベントとしての盛り上がりの楽しさ、コースや環境の魅力など、あらゆる面で世界の最高峰に位置している。

「アイアンマン70.3」はアイアンマンの統括・運営会社であるWTC(World Triathlon Corporation)が、アイアンマンの半分の距離(スイム1.9km、バイク90km、ラン21.1km)で行うレースをシリーズとして世界で展開するために、2000年代末に立ち上げたブランドだ。ちなみに70.3とはこのレースの合計距離113kmをアメリカ流にマイル換算した数字である。

ショートディスタンスを完走してもっと長い距離に挑戦したくなったアスリートや、ロングの完走経験はあるが手軽にアイアンマンの世界を楽しみたいアスリートなど、様々なタイプの選手がこのアイアンマン70.3に出場する。ショートにはないスケール、ロングにはないスピードを味わうことができるところに、このカテゴリーの魅力がある。トップ選手もロングディスタンスを得意とする選手、ショートディスタンス出身でミドルディスタンスを得意とする選手など、異なるタイプの選手の対決が見られる。

アイアンマン70.3は現在100を超えるレースが世界中で開催されていて、この予選を勝ち抜いた選手は年1回開催されるアイアンマン70.3世界選手権に出場することができる。この世界選手権が誕生したことにより、ミドルディスタンスというカテゴリーはロングとショートの中間という位置づけから、それ自体の頂点をめざすことができる、魅力と格式を獲得したと言えるだろう。

セントレア知多半島というロケーションも愛される理由

アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパンの第1回開催は2010年。今年は9月にオーストラリアで開催される世界選手権「アイアンマン70.3ワールドチャンピオンシップ」の参加資格が年代別上位選手計40名に与えられる。

「関東・関西エリアの中間に位置し、交通のアクセスがいいのもこの大会の魅力。休暇をとらなくても土曜日に現地入りして選手登録し、日曜日にレースをして、その日のうちに帰ることも可能というのはありがたいですね」と、トライアスロン歴11年、アイアンマンなどロングを中心に出場しているチームVAAMのメンバー寺田政弘さんは言う。

海に浮かぶ中部国際空港セントレア、古くから焼き物の里として栄えた常滑や、酒・酢・味噌・醤油の名産地・半田など、変化に富んだ地域の特性が、この大会をユニークなものにしている。工場地帯から、丘陵・田園地域、港湾エリアまでコースも変化に富んでいる。

近未来都市のような中部国際空港のロビーで行われる
エキスポ・選手登録・競技説明会

大会の選手登録と競技説明会が行われるのは、セントレア中部国際空港のメインロビー。その上の階にあるロビーでは、協賛企業などによるエキスポが開催されていた。スーパーヴァームやヴァームウォーター、ザバスピットインエネルギージェルなどが並んだ明治ブースでは、運動で体脂肪を燃やすチカラがどのように持久系アスリートをサポートするのかという説明に耳を傾けながら、試飲する選手たちの姿が見られた。

明治ブースには、大会副会長の白戸太朗さんも駆けつけ、チームVAAMのメンバーたち、特に初めてミドルディスタンスに挑む人たちに、レースに臨む姿勢や補給食のとり方などについてアドバイスを送っていた。
「これまでのトレーニングで蓄えた力を素直に出すだけ。難しく考えず、怖がらず、欲張らず、素直にレースをすること」
「6〜7時間という長丁場なので、補給が生命線。どんなに力があってもエネルギーが切れたらパフォーマンス発揮できません」
「ランに入ったら胃腸が疲れていて消化吸収力が落ちているので、固形の補給は難しい。その点、バイクは運動強度的にも、胃腸にかかる負荷が小さく吸収しやすい。スイムを上がってからバイクまでにしっかり補給し、ランは水、ドリンクだけで走れるようにしましょう」等々のアドバイスに、メンバーたちは熱心に耳を傾けていた。