
たくさんの種類がある輪行袋や輪行ケース。
大事なバイクを安全に輸送するために、自分の用途やスキルに合ったものを選びましょう。
これからの飛行機輪行は、ハードタイプが主流
カンガルー自転車イベント便/輸送便でのシーコン・オーストリッチの配送が廃止に
2019年以降、袋型やソフトタイプの輪行ケースの輸送を廃止する航空会社が相次いでいます。
たとえば、宮古島やセントレアなどの大会会場までのバイク搬送で人気の「カンガルー自転車イベント便 /輸送便」は、シーコン(エアロコンフォート)とオーストリッチOS-500の輸送を2019年5月1日で終了し、以降は箱タイプ(ハードタイプ)の輪行ケースのみの対応となりました。
今後カンガルー自転車イベント便/輸送便の利用をお考えの方は、箱タイプのケースをお選びください。
※本記事で紹介している輪行ケースは、バイクポーターforTTを除き、すべてカンガルー自転車イベント便 /輸送便に対応しています。
バイクポーターforTTは、シクロエクスプレスという輸送サービスには対応しています。
ソフトタイプの輪行ケースは、バイクの台座接地部分とキャスターの破損に注意
ソフトタイプの輪行ケースで、バイクを台座に固定するタイプをお使いの場合は、特に丁寧な扱いが必要です。
ケース本体が柔らかいので、横から押されるとバイクと台座を固定しているフォークエンド、リアエンド部分に力が集中します。
キャスター部分も破損しやすいので、取り外せるならバイクを預けるときに外しておきましょう。
新型は改良されてきていますが、基本的な構造は同じですのでお気を付けください。



軽量で丈夫な、
箱タイプがおすすめ。
Luminaオンラインショップで購入すると、輪行講座に無料参加できます
自分のバイクを使って、輪行ケースに収納・元通りに組立までを行う輪行講座を開催中。
Luminaオンラインショップで、バイクサンド(228/200)またはQBICLE BIKEPORTER本体(forTT/スタンダードサイズ/プロサイズ)を購入いただいた方は無料で受講いただけます。
最新スケジュールはLumina's Entryをご覧ください。
どれを選べばいい?
「収納方法」と「サイズ」で選ぼう
輪行ケースのバイク収納方法には、箱の中に「置く」タイプと、ゴムで「吊り下げる」タイプがあります。
それぞれ特長や優れている点が異なるので、自分の優先度に応じて選びましょう。
次にサイズ。輸送可能な3辺の合計サイズは、航空会社・輸送会社はもちろん国内線・国際線によってもさまざま。自分がよく使う路線で使えるか、超過料金の対象になるかどうかが判断基準になります。
ただ、サイズが小さくなればなるほど輪行の難易度はアップ。時間をかけず簡単に輪行したい人や、自転車の分解や組み立てに自信がない人は、大きめのサイズにしておいたほうが使い勝手がよいでしょう。
置くタイプ

BIKE PORTER
バイクのほかにもウェットやシューズなど他の荷物も入れられる
非使用時には折りたためてかさばらない
サイズ展開は3種類
吊り下げるタイプ

バイクサンド
バイクを宙吊りにして固定するので、輸送中の衝撃から強力にバイクを守る
フレーム・ホイールのみ収納できる
サイズ展開は2種類
あなたに合う輪行ケースはどれ?

とにかくバイクトラブルは嫌という方は - バイクサンド228

独自の宙吊り構造で、縦置き・横置き両方に対応。ゴムがシートベルトの役割を果たしてバイクを守ります
設計から製造まで日本製。バイクを保護する梱包材も付属する親切設計
少し大きめなのでバイクサンド200より収納しやすくなっています


バイクサンド228
価格:16,500+送料:2,750円
サイズ:120x78x30cm(3辺合計:228cm)/強化段ボール製
※ディレーラーをつけたまま収納可能ですが、トラブル防止のため取り外しを推奨
※ホイールもゴム固定するので、ホイールバッグは不要
※ショルダーベルト付きの収納バッグが付属。階段での移動が便利です
※BLUE/RED/BLACK3色から選べます
ヤマト運輸や国際線をよく使う人は - バイクサンド200

3辺合計200cmでヤマト運輸に対応した唯一のケース。小さく軽いので、国際航空便でも超過料金が発生しにくいです
独自の宙吊り構造で、縦置き・横置き両方に対応。設計から製造まで日本製
ゴムが衝撃を吸収しバイクを守ります。エアクッション(いわゆる「プチプチ」)も付属
コンパクトになる分、慣れている人向け


バイクサンド200
価格:7,700円+送料:2,750円
サイズ:95x74x30cm(3辺合計:200cm)/強化段ボール製
※ハンドル・シートポスト・ディレーラーの分解が必要なので、慣れてる人向け
※収納バッグはありません
※ホイールの収納には別途ホイールバッグが必要です
着替えやウェットもたっぷり入る! - バイクポータースタンダード

ペダルを外さずに収納できるので、輪行ビギナーにおすすめ
濡れたウェットやバイクもそのまま入れられます


バイクポーターバッグセットスタンダード
価格:24,800円+送料:2,750円 ※ケースとバッグのセットで500円オトク
サイズ:116x80x30.5cm(3辺合計:226.5cm)/折畳時:79x76cm/プラスチック段ボール製
※ペダル・ディレーラーをつけたまま収納可能ですが、トラブル防止のため取り外しを推奨
※階段で便利な専用バッグとのセット品
未使用時にコンパクトに畳める! - バイクポータープロ

幅マイナス6cm(バイクポータースタンダード比)のスマートサイズ。3辺合計203cmで国際線に対応
未使用時は座布団サイズまで小さくなるので玄関保管も可能
プラスチック段ボール製で雨が降っても安心です


バイクポーターバッグセットプロ
価格:24,800円+送料:2,750円 ※ケースとバッグのセットで500円オトク
サイズ:106x74x23cm(3辺合計:203cm)/折畳時:73x67cm/プラスチック段ボール製
※ハンドル・シートポスト・ディレーラーの分解が必要のため、慣れている方向け
※階段で便利な専用バッグとのセット品
TTバイクもホイール外すだけですっぽり!- バイクポーター for TT

エアロバー/DHバーを付けたバイクもハンドルを外さずに収納可能
複雑化したハンドル回りをいじらずに済むので、特にTTバイクにおススメ
一般的な国際線航空会社の預入荷物サイズ(260cm)に準拠しているので安心です

バイクポーター for TT
価格:26,400円+送料:3,850円
サイズ:125x90x45cm(3辺合計:260cm)/折畳時:89x67cm/プラスチック段ボール製
※ペダル・ディレーラーをつけたまま収納可能ですが、トラブル防止のため取り外しを推奨
※ころがして運べるキャスター「エコトローリー」付き
↓バイクポーターforTTの特長をもっと詳しく↓
各商品の比較
サイズ比較
長さ | 幅 | 高さ | 3辺合計 | |
---|---|---|---|---|
バイクサンド228 | 120 | 78 | 30 | 228 |
バイクサンド200 | 95 | 74 | 30 | 199 |
バイクポーター スタンダード | 116 | 80 | 30.5 | 226.5 |
バイクポーター プロ | 106 | 74 | 23 | 203 |
バイクポーター for TT | 124 | 90 | 46 | 260 |
サイズ制限
ヤマト便 | 国際線超過料金 | |
---|---|---|
バイクサンド228 | × | JALは必要。他社は基本不要(要問合せ) |
バイクサンド200 | 〇 | 基本不要(要問合せ) |
バイクポーター スタンダード | × | JALは必要。他社は基本不要(要問合せ) |
バイクポーター プロ | × | 基本不要(要問合せ) |
バイクポーター for TT | × | JALは必要。他社は基本不要(要問合せ) |
※佐川急便、西濃運輸はすべての商品が発送可能
※発送・超過料金とも、規定が変更になることがあります。利用時に各事業者に必ずご確認ください
用途別おすすめ商品
ウェットや着替えを一緒に入れたい
バイクポーターがおススメ。
プラスチック段ボールなので、荷物に合わせてケースが膨れ見た目以上に入ります。
スタンダードはウェット+着替え+シューズ+ヘルメット+ポンプを入れてまだ余裕があります。プロはウェット+着替え+シューズ+ヘルメット+ポンプでパンパンです。
バイクを分解するのが苦手
バイクサンド228、バイクポータースタンダード、バイクポーター for TTがおススメ。
特にバイクポータースタンダードとバイクポーター for TTはサイズが大きく、ペダル付きでも収納できます。(for TTはエアロバーもそのまま収納可能) その分、隙間が多くがたつきやすいので、着替えなどでバイクが動かないよう抑えてください。
便利なオプション
エコトローリー
価格:7,150円

駅や駐車場への移動が楽になるキャスター。ベルトで締めるので、ケースの底抜け防止にもなります
※飛行機に預ける時は取り外してください
※バイクポーター for TTには標準で付属します