選手の実力が試される変化に富んだコースは
穏やかな浜辺から始まる

レースのスタートは午前7時半。 新舞子マリンパークのビーチからトップ選手男女がスタートした後、エイジグループの選手たちが百数十人ずつ9回にわかれ、15分間隔でスタートしていく、いわゆるウエーブスタートだ。スイムコースは静かな内海を1往復。トップ選手なら20分台、一般の選手でも50分以内にほとんどがフィニッシュする。

スイムは穏やかな内海を1往復するコース。
9回に分けて15分間隔でスタートするウエーブスタート方式を採用。
ウエーブスタートにより、水中で体がぶつかり合うバトルも少なく、スイムパートはスムーズに 展開した。

プロがアマチュアをハイスピードで抜いていく
ダイナミックなバイク前半の周回コース

スイムを終えた選手たちは次々とバイクコースに飛び出していく。バイクコースの前半は、海沿いの工場地帯を走る長い直線コースを4周回する。工業地帯と言っても道路沿いに豊かな緑が茂る片道約7kmの直線道路は高速走行が可能だが、工場の敷地内に入るクランクが2カ所あり、Uターンはこの工場内も含めて1周回に3カ所。そのたびに減速を強いられる。時間と共に後ろのウエーブでスタートした選手たちが加わっていくためコース上はかなり混雑する。ピーク時には速い選手と遅い選手が入り交じり、追い抜くのも容易ではない。

バイクコースの後半は一転して常滑の丘陵地帯を走る。コースは入り組んでいる上に高低差も加わり、選手たちは技術・体力・精神力を試される。そんな中でも田植えを終えた美しい水田や緑濃い木立、丘の上から時々見下ろせる海が一瞬選手たちの目を楽しませる。

バイクパート前半は片道約7.5kmを4往復する周回コース。
トップ選手がエイジグループの選手たちをハイスピードで次々と抜いていく。
写真左:平谷隼さんはバイクパートでパンク。約10分のタイムロスを強いられたが、リスタート後はVAAMとエネルギーの補給を冷静に行いながらペースをキープした。
写真中:初ミドルの前田直昭さんはショートとは違うアイアンマン70.3の盛り上がりを満喫。予想タイムを大幅に上回る好タイムをマークした。
写真右:初ミドルの林田直樹さんは笑顔でマイペースをキープ。
第2ウエーブでスタートした初ミドルの椿竜太郎さんも慎重にレースを進めた。

丘陵地帯から海へ
変化に富んだランコース

丘陵地帯にある常滑中学でレースはバイクからランへと移る。 ランの序盤は丘陵地帯の細い急坂やトレイルのような道を走るタフなコースが続く。しかし丘を下れば仲間とすれ違う区間があるなど、選手を飽きさせない。後半は海沿いを走る平坦なコースに変わり、選手たちは空港の対岸にあるマリーナのフィニッシュゲートめざして最後の力を振り絞る。

ランのエイドステーションにはヴァームウォーター、ミネラルウォーター、ザバスピットインエネルギー ジェル、経口補水液の明治アクアサポート、コーラ、羊羹、バナナ、パン、塩タブレットなどが用意され、手渡す地元ボランティアや、地元の人たちの声援が疲労した選手たちに力を与えてくれた。

男女ともオーストラリア勢が優勝

男子のトップ選手は去年優勝のミッチェル・ロビンス(オーストラリア)、ガイ・クロフォード(ニュージーランド)ティム・ジョージ(オーストラリア)、ロドリゴ・アチェヴェド(コロンビア)などがスイム、バイクで後続とのリードを広げ、最後はランの自力で勝るロビンスが逃げ切り、連続優勝を飾った。日本人最上位は高浜邦晃の6位。

男子プロは去年優勝のミッチェル・ロビンス(オーストラリア)が連続優勝。
日本人は高浜邦晃が6位に入った。
女子優勝はスイム・バイクで独走体制を築いたアナベル・ラクスフォード(オーストラリア)
日本人女子は田中敬子が第3位

参加者エントリー数 1,696人

  • 男子プロ

    1.ミッチェル・ロビンス AUS
    4:01:49
    2.ティム・ジョージ AUS
    4:04:11
    3.ガイ・クロフォード NZL
    4:05:18
    6.高浜邦晃 JPN
    4:16:46
  • 女子プロ

    1.アナベル・ラクスフォード AUS
    4:24:05
    2.ケイト・ベヴィラクア AUS
    4:32:49
    3.田中敬子 JPN
    4:34:12
    4.シャオ ユウ・リー TWN(台湾)
    4:37:06